皆様、こんにちは。  いよいよ3月、すっかり春ですね。日本列島は細長く北と南では気温などに大きな差がありますが、陽射しや土の中は、いっせいに春。草木は活発に活動開始しています。
 旧暦ではこの時期を「弥生(やよい)」「木草弥や生ひ(きくさいやおい)」草木が生い茂る様子を表したことばです。この「弥や生ひ(いやおい)」が弥生の名前の由来と言われています。
 3月はひな祭りや、春分の日、春のお彼岸など行事も多く、また会社や学校など新しい生活のスタートもこの時期に集中します。慌ただしく、つい浮き足だってしまう時期ですが、そんな時こそ心も身体も,下半身を満たしてゆったりと座ったり、上にあがりがちな気をしっかり下に(地に)向けておきましょう。
 さて、今月のメルマガは「カノウユミコ先生と行く”北海道の食を味わう”旅」のことをお知らせします。 旅は、7月18,19日の一泊二日です。申し込み締め切りは5/10です。大変素晴らしい内容なので、ちょっと早めに皆様にお知らせしておきます。7月の北海道の大自然と、そこに寄り添うように大地と自然に向き合い、農業や牧畜を営み、レストランやパン工房を開いている方々を訪問します。

「カノウユミコ先生と行く”北海道の食を味わう”旅」

  ツアーは7月18日。8時45分新千歳空港集合、スタートです。専用バスで最初に向かうのは、ブナの里、黒松内(くろまつない)。新千歳空港から約2時間の道のりです。自己紹介したり、旅のスケジュールを確認したり、寝不足を補う居眠りしたり、オシャベリしたり、専用バスの移動は楽しそうですね。

1日目

◇黒松内町 ”アンジュ・ド・フロマージュ”(Ange de Fromage)

 まず最初に訪問するのは、”アンジュ・ド・フロマージュ”(Ange de Fromage)です。最近はメディアにも取り上げられることも多く、お菓子教室やお料理教室も開催しています。

http://ange-seiko.com/fromage/?page_id=2449

 ブナ林に囲まれた敷地内には、牛やヤギを育てながらチーズを作る工房があります。またレストランも営業、自家製の乳製品を使った洋菓子の販売している素敵な場所です。

▼天使の羽根のロゴがかわいいですね。
天使の羽根のロゴ

▼工房に入るとピアノとテーブルがある広々としたホールのような空間。
▼工房に入るとピアノとテーブルがある広々としたホールのような空間。

 ツアーの皆様は、こちらでチーズ作り体験をします。そして自家製チーズと地野菜の料理の昼食を楽しんで頂きます。ここで育った牛やヤギのチーズと地元で採れた新鮮な野菜。まさに地産地消のランチですね。

http://www.ange-seiko.com/angeseiko/
パティスリーアンジェのブログ。北海道の大自然の中で、日々の日常が綴られています。
お菓子教室もやっています。

 パティスリーアンジェさんを訪問した方のブログで、「ワインを醸造した時に出る「澱(おり)」を煮詰めて作ったジャム」と言うかソース、というのを見つけて、おいしそうでした。食いしん坊の私は「ん~なめてみたい!」衝動にかられました。ワインの澱って、普通は棄てられてしまうんじゃないかと思っていたんですが、煮詰めてソースにするなんて♪こんな素敵なお店で、着いたその日の昼食なんて、旅のスタートでワクワクですね♪

◇羊蹄オーガニックファーム

 昼食後は、スキーや冬のリゾートとして海外の観光客にも有名な、ニセコ町へ移動です。黒松内町から約1時間。羊蹄山のふもとにあり、農業、環境、グリーンビジネスに取り組んでいる「羊蹄オーガニックファーム」を訪問します。こちらでは無農薬野菜の生産、販売。そして葡萄畑がありワインの生産もしています。

羊蹄オーガニックファーム

http://www.yoteigreenbusiness.com/
羊蹄オーガニックファーム

 こちらでは、無農薬野菜の畑と葡萄畑を見学をします。畑では、羊蹄山の湧き水をたっぷり吸って育つ無農薬野菜を摘み、その場で味わいましょう!採れたての野菜のおいしさは格別です。その土地の土の香りというか、「生産者さんの方々の土や農業に対する姿勢や気持ち」というのが野菜の味から伝わりますので、楽しんで味わって下さい。野菜とお話が出来る(?)カノウユミコ先生のリアクションも楽しみですね ♪

▼葡萄の収穫や醸造は10月頃だそうです。発酵や醸造、奥が深いですね。
葡萄1 葡萄2
葡萄3 葡萄4

▼羊蹄山の豊かな水源に育まれた新鮮な野菜も販売されています。
新鮮な野菜

◇ヒルトン・ニセコビレッジ

http://www.hilton.co.jp/niseko

 夕方前に、先にホテルにチェックインします。すばらしい景観が楽しめるヒルトン・ニセコビレッジです。

▼雄大な羊蹄山を、大パノラマで眺めることが出来る。
▼雄大な羊蹄山を、大パノラマで眺めることが出来る

 お部屋は雄大な羊蹄山の眺めが素晴らしい「羊蹄山ビュー」に宿泊します。部屋の窓の外は羊蹄山。ホテルのHPの中に客室情報がありましたので、探してご覧になって下さいね。日常を離れて、こんな大自然のなかで憩うひととき、すばらしですね♪

▼源泉かけ流し温泉の露天風呂。羊蹄山、美しく雄大な眺めですね
あずきのサヤも頂いてきたので、一緒にパチリ

 さて、チェックインを済ませたら、まだまだ行くところはあります。ちょっとお化粧直しなどして、いざ!次の見学予定の、おいしい手作りパンの農場と真狩にある話題のレストランで夕食です。

◇奥土農場

 ニセコ町にある、奥土(おくつち)農場に伺います。羊蹄山の麓で手作りの石釜で焼いたパン、自家製ハムやベーコンの製造販売、野菜作りを行なっています。必要なものは出来るだけ自分たちの手で作る、と言う姿勢を大事にしている奥土農場。畑では、ライ麦、じゃがいも、カボチャ、とうもろこし、黒豆など、パン作りに使う野菜類を育てています。

http://www.okutsuchi-farm.com/
奥土農場

▼空気も水もおいしい、ニセコの大自然の中にあります。
▼空気も水もおいしい、ニセコの大自然の中にあります

▼手作りの石釜に薪で火をおこして、石釜焼きのパンはしっかりした焼き具合です。
天然酵母の風味が生きています。写真右はプレーンなライ麦パン、ハードタイプ。
葡萄1 葡萄2

◇風のレストラン「マッカリーナ」maccarina

 さて、北海道での夕食は、真狩にある有名レストラン「マッカリーナ」に移動します。

▼羊蹄山から吹く四季の風と豊かな湧き水に恵まれたオーベルジュ「マッカリーナ」
▼羊蹄山から吹く四季の風と豊かな湧き水に恵まれたオーベルジュ「マッカリーナ」

▼洞爺湖サミットでの昼食会レストランに選ばれて一躍注目されました。
▼洞爺湖サミットでの昼食会レストランに選ばれて一躍注目されました

 羊蹄山の麓に広がる真狩村。人口2500人ほどの小さな農村のオーベルジュが、レストラン「マッカリーナ」です。2008年の北海道洞爺湖サミットで、各国代表ファーストレディの方々の昼食会を開催するレストランとして選ばれました。畑に囲まれた癒しの風景と、レストラン&宿泊も出来る居心地のよい空間に加え、豊潤でダイナミックな野菜料理の数々。私たちが普段食べている普通の野菜が「はっ」とするほどおいしい!と絶賛されています。

▼約500坪の畑で25種類ほどの野菜を栽培。
シェフ自ら、毎朝農作業をるのが日課だそうです。
▼約500坪の畑で25種類ほどの野菜を栽培。シェフ自ら、毎朝農作業をるのが日課だそうです。

▼繊細で力強い野菜は美しく感動ものです。7月のメニューが楽しみですね!
▼繊細で力強い野菜は美しく感動ものです。7月のメニューが楽しみですね!

▼繊細で力強い野菜は美しく感動ものです。7月のメニューが楽しみですね!

 7月のツアーでは、肉を除いたコース料理を頂きます。菅谷シェフが、「夢の場所」と語る真狩村・マッカリーナでの食事、羊蹄山からの清らかな風と豊潤な大地の恵みを頂く素晴らしい時間をお楽しみ下さい。

 朝の集合から夜の夕食まで、1日盛り沢山のコースですが、北海道の雄大な自然とそこで採れる新鮮な野菜や食材。「地産地消」を本質的な問いかけとして真摯な姿勢で取り組み、質の高い食材を作ろうと、情熱を持って仕事をしている方々との出会いは、有意義な体験となるでしょう。
 また、同行されるカノウユミコ先生の感性溢れるコメントと共に食事をしたり散策できるのも、とても楽しみなツアーですね。

 私は仕事柄、料理のプロの方々と食事をしたり、仕事をする機会が多いのですが、「勉強になるなぁ」と思うことが、多々あります。研ぎ澄まされた感性を感じる言葉をサラッ耳にすると「はっ!」とすることが多いのです。友人同士の普通の食事ではとうてい気づかないような「ささやかな事」なんですが、その感性の積み重ねが、すぐれた料理人、というかアーティスティックな部分を支えているんだろうと思います。

 さて、北海道の大自然の懐につつまれて、刺激も受けて、心も身体もお腹も大満足ですね。夜は雄大な羊蹄山を眺める温泉に浸かりながら、今日のコースは終了です。雄大な大自然の懐でゆっくりお休みください。まだ翌日のお楽しみがありますよ。

◇番外情報/ラ・ベル・コンフィチュール・マサコ

http://lbc-masako.com/
ラ・ベル・コンフィチュール・マサコ

 真狩村のはずれににある、一軒家でコンフィチュールを作っている鈴木方子さん。以前はマッカリーナでパティシエもしていた方です。現在は独立して一人で作れる分だけのコンフィチュールを作っています。コンフィチュール作りで、大事にしている事は、「田舎で地元の素材を活かして作る」「一人で作る」「果実のおいしさを、そのままに仕上げる事」だそうです。フランスで「コンフィチュールの妖精」と呼ばれ、絶賛されている、マダム・クリスティーヌ・フェルベールの店で働き、コンフィチュール作りを学びました。マッカリーナのランチでは、鈴木さんのコンフィチュールが出るそうです。入手困難とも言われるそうですが、大量生産にしないのは、納得できるクオリティにできないから、と言う考えからだそうです。味わってみたいですね!

2日目

◇ 神仙沼湿原/ニセコの山深くにある神秘の沼

 翌日は、ホテルから30分ほどバスで移動、神仙沼湿原に到着します。こちらでは山岳ガイドさんに説明を受けながらネイチャーウォーク(散策)を楽しみます。ニセコに点在する湖沼の中でも、ひときわ美しいと言われる神仙沼は、6~7月にかけてはミツガシワ、オオカメノキ、チングルマなどの花々が美しく咲き乱れるベストタイミング♪ 高山植物や草原性の野鳥などが多く見られます。自然の中で見られる植物や花々には、孤高の美しさとパワーがあり、野趣と繊細さが感じられますね。ガイドさんと一緒のネイチャーウォークは、ただの散策よりも格段楽しめます。自然が織りなす精妙な力強さ、美しさ、可憐な風情、是非体験して頂きたいです。カメラ必携かもしれませんね~♪

▼ミツガシワ
▼ミツガシワ

▼オオカメノキ
▼オオカメノキ

▼チングルマ
▼チングルマ

◇森のランチ ピクニック picnic

 花々の咲き乱れる神仙沼散策の後は、ニセコ「森のランチ ピクニック」でランチです。大自然の森とお店の庭が、境界線なくつながっている感じです。行った人は「とにかく広い庭だった」と言う感想。本当に境界線がないみたいですね。さすが北海道(笑)

▼緑豊かな森と庭。ランチセットは食べごたえ充分。
▼緑豊かな森と庭。ランチセットは食べごたえ充分

 昼食メニューは「自家製パンで作ったサンドイッチと地元の野菜の小鉢料理」です。大自然を満喫して、ゆったりノンビリ気分でランチをお楽しみください。ランチは食べごたえのある分量!と評判です。

http://tabelog.com/hokkaido/A0106/A010603/1034684/dtlrvwlst/3277039/
HPが見つかりませんでしたので、食べログでご覧になってください。

 こちらを訪れたお客さんのブログによると普段はランチ予約をしたほうがよいようです。ドリンクしか飲めなかったお客さんのコメントもありました。残念だったでしょうね。
 そしてオマケ情報ですが、食後のコーヒーは、あの世界的に有名なジャマイカのミュージシャン・ボブマーリーの息子さんが経営するコーヒー会社の豆を使っているそうですよ。これは私も興味津々。飲んでみたいです。

http://www.marleycoffee.jp/
マリーコーヒー

 庭と森の素敵なお店で、ノンビリと過ごしたあとは、専用バスで新千歳空港へ向かいます。
空港では、17時解散となります。

 今回のメルマガは、カノウユミコ先生と行く「北海道の食を味わう旅」をご紹介しました。 選りすぐりの場所やレストランを訪ねる盛り沢山の内容ですね。「食の宝庫・北海道」を売りにした単なるグルメ食べ歩きでもなく、きらびやかな豪華さを売りにする旅とはちょっと違います。
 とても洗練された、上質な食と物作りを目指している方々を巡る旅です。大自然の野趣溢れる大胆さ、洗練されたフランス料理、よりおいしいものを作ろうと真摯な強い意志を持って仕事をする農家や生産者の方々、飾らない素朴と豊さがミックスした、素晴らしいツアーですね!
 前回参加されたお客さまは、皆さん揃って「こんなに素晴らしい内容だったら、お友達をもっと誘って参加すれば良かった!」とおっしゃるそうですよ。

◇ご興味のある方は、下記へお問い合わせ下さい。

旅行期間 7/18・19
お問い合わせ(株)日放ツーリスト TEL:03ー3481ー7666/ FAX : 03ー3481ー7664
お申し込み締め切り日:5/10(金)定員になり次第締め切りとなります。
担当 赤羽(あかば)。山口

旅行の詳細内容はこちら(PDF)
http://www.nippo-tourist.co.jp/kokunai/10tour/images/hokkaidou_130718/tour.pdf
カノウユミコ先生と行く 北海道の食を味わう旅

 3月は、花粉の季節でもありますね。今年の飛散量は多いそうです、皆さまはいかがですか?
インフルエンザも同時進行ですから、免疫力をあげる食生活を心がけて、ナチュラルフードで元気にお過ごしください。

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